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2013年10月

2013年10月16日 (水)

howling

拭きたてのフローリングにぶちまけた白い白い牛乳の嘘つき

大切な人が同じでハウリングしているわたしとあなたの孤独


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photo by Toru Takagi


*   *   *




憶測をつなげて傷つくのをやめたい。

人が心に思うことは誰にも止められない。

見えないように進行してほしい。
わたしは虫がきらいだけど、姿が見えなければ一緒の家に住んでもいい。




*   *   *

2013年10月13日 (日)

湖周片慕

音のない波がちいさく打ち寄せる  濡れないように離れてあるく

別々の空から飛んできたことを忘れて揃う水鳥の影

懐かしいことはたのしい古くなったきみの実家の鍵もまぶしい

近すぎて遠いんだろうお互いに住んでた町の話みたいに

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渡すのかわからないけど湖の底の小石をあたためている

羽の色が淡い理由を今日いちばん大切なことのように話して

対岸の町はかすんで吹く風の色も匂いもあのときのまま

布越しの鼓動をシンコペーションに響かせあって秋がはじまる

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どうやって泳いできたの うつくしい鱗をすべて失くしてきみは

「湖」を「うみ」と読ませるこの町で潮の匂いを知らず育った

十五夜をかぞえて月の舟は出る 竹生島ゆき片道航路

みずうみの水の碧さよもう帰るところがなくて留まっている

夜明けまで重ねた声は水紋のように生まれて消えてしまうね





* * *



水のある風景が好きだ。
毎日こんな山深い町にいるせいかもしれない。

ネットプリントにしようと思って作った歌。
やっぱり一人で出すには、勇気がなく。

いまの気持ちのままにここへ。


わたしにとって歌を作ることは、受取る人のいない手紙を書くように、
自由で、さびしい。




* * *

2013年10月 8日 (火)

秋景

君の肌エスプレッソに10倍のミルクを入れたようなあかるさ

優秀な弟みたいに微笑んでわたしに触れたりしない人です

優しさはもう欲しくない朝顔のつるが巻きつくように苦しい

言葉のない民族のよう目配せでサンマ一尾を分けあう夕べ

くるくると暴かれてゆく性として秋には白き裸身の林檎

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君なのか誰かでいいのかわからずに待ち続けてるフリーペーパー

もう一度会えると思っていた人の訃報届いて秋がはじまる

忠実なしもべだろうか待たなくていいと言われて咲く曼珠沙華

秋に咲く花の名前を教えては匂いのしない植物図鑑

陽がしずむ速度で放す手のひらに一日分のあなたを握る

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photo by Toru Takagi





* * *


やっと歌稿ができた。
細かい確認はあるものの。
ゆったりとしたスケジュールだったが、心がずっとぱんぱんで。
こんなに自分の歌を読んだのははじめて。

まだ、新しい歌を作るすきまが戻ってこない。


夏の終わりからずっと、死に向き合うことが多かった。
また少しずづ生気を取り戻したい。

おでかけしたい。

とはいえ、外出制限が(涙
みんなになかなか会えない。さびしい。




* * *






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