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2014年3月

2014年3月20日 (木)

早春

クリスマスローズが咲いて春になる どこにも行かない約束をする

抱くことのないきみの子の髪の色あわく思えば朝焼けの窓


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photo by Ryoko



幸いを、幸いを、あなたに花の雨を。
万代にあまねく満ちて、
あめつちに還るまで。




* * *



母がゼリービーンズなんて買ってくるので、
なつかしいことを思い出していたら、
何年かぶりの友だちから連絡がきた。

上の写真はその友だちが撮ったもの。

お茶屋さんの囲炉裏のそばで、
おぜんざいを食べながら近況報告を。

わたしたちはおばあちゃんになってもこのままなんだろう。



* * *


2014年3月15日 (土)

デイ・ドリーム

手も繋がない人といて冬になる エッフェル塔まで並んで歩く

ゆるやかに環太平洋火山帯下って君とする指の旅

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photo (c) toyabun





* * *



フィジー共和国のナウソリという所が、
人生でもっとも遠く、たった一人でたどり着いたことがある場所で、
その、どこかの小さな村に、
わたしの名前がつけられた短い鉄橋がある。はず。

雨の多い場所なので、
もうとっくのとうに流されてしまったかも。

ふと、そんなことを思い出してみたり。



* * *








不確かな三月

りょうかい、と書かれたメール開いてはあなたの声で何回も読む

こんなこともう二度とない リビングで子供みたいに抱きあげられて

指先の記憶ばかりが正しくて世界よぜんぶ曖昧になれ

ゆっくりとふり返る人の頬骨に春は無音のひかりを散らす


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 photo by aihara




* * *



脳みそがちゃんとしてくれないので、
楽しかったことはそのあと何回も反芻するんだけど、
それでもたくさんこぼれてしまう。
ぜんぶ覚えていたいのに。かなしい。



* * *

2014年3月13日 (木)

水になる

あたたかい左手だから思い切り冷えた右手で応戦してる

忘れない のれんをくぐるまでのこと、ウールコートが濡れていたこと

またねってさっき笑ってくれたけどサヨナラみたいな言い方だった

手の届かない人ばかり好きになる あなたのほほで水になる雪

さみしいって言えばからだがさむくなる(でもこの雪は積もらない雪)


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photo by 泉かなえ



* * *


ネットプリント魚座短歌「境界のない国から」に提出した5首。
4首目は「百人一首の世界~いにしえの恋のうた~」で選んでもらって、
東京のメルパルクホールで朗読してもらえた、幸運な歌。
http://japo-net.or.jp/100b/2
投稿した時、「ほほ」は漢字だったことに、この記事がアップされてから気づいた。
メモが雑だった...

「賞」と名前のつくものを短歌でもらったのは、はじめて。うれしい。


* * *

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