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2014年10月

2014年10月27日 (月)

夜を数える

始まりのつもりでもなくミンティアを駅のホームで分けあっている

肩書きのついた名刺を渡されて遠近法のようにさびしい

もしももしももう一度聞けば本当のあなたが何かわからなくなる

やわらかく抱きしめられる夜よりも相づちだらけの会話がほしい

会えば壊れるのに会いたい 稲光 この街の路線図を燃やして


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photo by sakurako






* * *


先週は人にたくさん会えて、
たくさん話を聞いて、わたしも話した。

親しい人も、初めての人も。

こんなふうに、ふいにもたらされるもので、
わたしの人生ができてる。

あの人にも早く会えますように。


* * *









2014年10月11日 (土)

いつも未来

いっせいに飛び立つものを水面に置いて終わらせようとしている

ほんとうのことが知りたいだけなのにいつでもいいよって言わないで

約束の果たされないでいることがひかりの川として横たわる

笹舟を浮かべるように手を放す今からきみのいない未来だ

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phpto by sakurako



* * *



家の前の川。
台風きたら、氾濫するやつ。
19号こわい。



* * *

2014年10月 9日 (木)

眠ることしかできない

あらたまの月のくれないもう二度と会いたくない人が増えていく

雨の匂い、夜の匂い、砂漠の匂い、紅茶の匂い、あなたの匂い

朝顔の種ふくらんで来年は誰があなたに触れるのだろう

撫でられて夢みるように葉を閉ざすネムノキのある部屋でおやすみ

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photo by sakurako




* * *



誰かより幸せだと思うことで
日常をやり過ごすの、すごくよくない。

日経の日曜日の連載、
鈴木しづ子さんだった。
孤独な人なのかと思っていたら、
黒人のフィアンセがいて
とても睦まじかったようだ。

最終回だったから
さかのぼって読みたい気もしたけど、
やめておく。
目につかないものは読まなくてもいい
と、言い聞かせる。

眠いから。



* * *




2014年10月 7日 (火)

親愛なるだれか

ルッコラを選んで食べる恋人が薦めてくれる村上春樹

ジーンズのポケットに手をつっこんで話す癖なら直さないでね

春の記憶、夏の思い出、一枚も写真にしないのはわざとだよ

秋になれば紅葉を見に行くような人類からは遠い二人だ

しあわせってなんだろうなんだろう洗濯ものが乾くうれしさ

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photo by aihara

2014年10月 6日 (月)

やっぱりホットミルクが飲めない

夕ぐれのピアノ教室ふぞろいでいることなんか怖くなかった

雨の届く範囲で嘘をつくといい狛犬に手を噛ませるように

声を熱をください夏が終わってもやっぱりホットミルクが飲めない

いつか気がくるって白い服ばかり選んでしまうような生きもの

あなたからもらった手紙折りたたむ儀式を終えてかりがね寒し

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photo by sakurako




* * *


きのう、馬のおしりを撫でた。
馬はすごく体温が高い。
もうおじいさんだと言っていたけど、すべすべ。
泣きたくなった。長生きしてほしい。



* * *











2014年10月 2日 (木)

夕日のにおい

来年はコスモスばかり咲く庭で犬の赤ちゃん抱いたりしたい

うっかりとすすき野で手を放されて狐になってしまっていいの

一日をどこで過ごして会いに来るあなたの髪は夕日のにおい

雪化粧 わたしの頬のおしろいもつめたいのって伸ばされる指

ほしいまま喉をさらして飼い猫のようにとなりで眠ってください

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photo by sakurako



* * *


もう前みたいに話しかけられない人を、
また増やしてしまった気がする。

秋はいつも誰かとすれちがっていて、
いやな気持ちになる。

暑くも寒くもなくて、いい季節なのに。



* *


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