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2015年5月

2015年5月27日 (水)

「へいわじょうやく」

休日のランチはおんな友だちと葉擦れの音を探しているカフェ

外国の名前がついているだけでおいしそうって油断している

無知でいれば平和なひとよ水槽のグッピーみんな死んでしもうたん

エンゲージリングはめたら大好きな人にたこ焼き買ってもらえる

どこにでも行ける体に創られてとても寒い日に海に行きたい

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photo by sakurako




うたつかい第22号 春号掲載






* * *



日曜日、京都駅。
奈良ちゃんとおいしいデザートを食べて、
たくさんおしゃべりをして、
二人で衝動買いをして、
楽しかった。とても、とても。
たった3時間。

この冬、わたしに生まれた、
暗い暗い感情のことを
笑いながら話した。



* * *

2015年5月21日 (木)

「無題」


東京は遠いところと思いたい 雨の匂いの夕ぐれに立つ

いつか君もわたしを懐かしむ夜が来るだろう枝豆むきながら

未送信メールいくつか弾力を失っていて、わたしかわいそう

(愛の数ほど多くなる詩語があり) チップスターっていい名前だね

映画ならエンドロールを流すとこ おいで、未来へ遠ざかる人

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photo by aihara




* * *



言いたいことに自信がない。
わたしはわたしでしかないのに、
誰かとすりあわせてどうするの。

いつだったか、
何人かの飲み会で、
自分の歌が好きだから、と
言っていた人がいて、その人のことを
とても好きになった。



* * *

2015年5月15日 (金)

「ハッピーアワーに間に合わなくて」

まなざしを春と呼びたい人といてすだちを絞る夏のはじまり

初鰹に塩をのせたりすることをおしえてもらうまで見つめてる

群れを出て暮らすのね人はわたしたち二人っきりの手のひらに、星

どんな言葉がうれしいのかな四六時中考えていてもう光りたい

熱いね、と君に言われてわたしどこを燃やして待っていたのと思う

15分だけ眠ったら夜と夜のつなぎ目を縫うように帰ろう

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photo by sakurako





* * *




今度会えたら言おうと思っていたことを、
伝えられたためしがない。

「今度」はなかなか来ないし、
「いつか」は永遠に来ない。

でも、今度、とか、いつか、とか、
約束してしまうのは、どうしてなんだろう。



* * *



2015年5月 9日 (土)

「センチメンタル・スプリング」

伊予柑を一つもらってわたしたち剝かないままの日々がたのしい

旅に出るまでがうれしい春の日に遠い国からとどく絵はがき

波音のしない水辺を特別な二人にならないように歩いて

十六夜の月影まろくわたしからあなたの匂いがしなくなりそう

さみしいねさむいねさくら咲く前にさようならって言って笑って

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photo by 泉かなえ



「ぺんぎんぱんつの紙 イヨはまだ16だから」より



* * *


今年は花を見る余裕のないまま
桜は散ってしまった。
お天気のよくない日が続いたせいかも。
来年はおいしいお弁当を作って
誰かとお花見に行きたい。



* * *

2015年5月 8日 (金)

「海境の声」

わたしたち青から生まれたの。こんな、空か海かもわからないまま

繋がって泳いだ記憶あきるまでプランクトンを食べて暮らした

丸い石ばかりの岸にまた雨が降って抱き寄せられる、つめたい

むかし海で死んだ気がするとろとろとわたしを眠らせる腕の熱

もう声を持たない海の生きものになって水平線で泣きたい

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photo by sakurako





* * *



一泊二日で海沿いの旅をした。
海の水は、まだとても冷たかった。


海に行こう、と言ってくれた人は、もう
わたしのことを忘れてしまったみたい。



* * *

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