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2015年6月

2015年6月30日 (火)

「温かい背びれ」

I am a tuna って言うから温かい体に背びれがあるのか探す

えら呼吸させてあげよう口づけのまにまに波の音の遠くて

ここは白い海あなたを泳がせてわたしは空から眺めていたい

やわらかいね男の人の足の裏 たまには立っていられないよね

おつかれさまあなたが眠らない魚生まれでなくてよかった おやすみ


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photo by sakurako





* * *



冬にたくさん気持ちを置いてきたので、
まだぼんやりしている。


一度ぜんぶ手放したので、
その後のことは
生があるだけありがたいような、
そんな気持ち。



* * *


2015年6月 9日 (火)

「marine life」 (『みずつき4』より)

水際をわたしと歩いているときのあなたを誰かに見てもらいたい

海の水つめたいねって言ったのにほほ笑んだまま手を放される

よく晴れた砂浜にいてシーグラスみたいに温められてさみしい

もう少しだけそばにいる地平線水平線をゆびさしあって

いとしくてこわいね海の生き物は 熱のない肌寄せて眠るの

産卵のためウミガメの訪れる小さな町をともに愛そう

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photo by sakurako




* * *




三重県の七里御浜。
ここは遊泳禁止なのだそう。


誰もいなくて、
無人島に流れ着いたみたいだった。




* * *




千原こはぎさん企画
「水」がテーマの合同短歌集『みずつき4』は

総勢102名が参加。
千原こはぎさんのすてきな
冊子デザイン作品はこちらから閲覧、DLできます。

→ http://kohagi-orz.jugem.jp/








2015年6月 3日 (水)

「少女だったね」

お守りのひとつのようにお気に入りの絵本一冊かばんに入れる

シリアルの箱軽くなる月末の約束はいつもなかったことに

あんなやつもいいお父さんになっていくわたしの知らない顔で笑って

流水にて冷えゆくトマト 抱きしめてもらったこともよくわからない

白妙えのセーラーの袖折り返す夏、わたしたち少女だったね

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photo by aihara






* * *




最近のお守り歌集は、東直子さんの短歌日記『十階』。
あのシリーズ好きやなぁ。わたしもやりたい。




* * *

2015年6月 1日 (月)

「逡巡」

雨の日に傘をささない恋人がわたしに買ってくれた長靴

愛が死のとなりにあると歌うときどんなわたしも嘘つきだった

しあわせそう。あの子も君もあの人も。よその星から来たんだろうね

芍薬の咲ききるまでの逡巡を誰と過ごしてもかまわない

いつか君、手紙を書くんでしょうそうでしょう 触れたら言葉にならない夜の

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photo by 月下  桜





* * *




約束はいいなぁ。
どんな約束でも。
その日を迎えるまで、
生きるのが楽しいって思える。




* * *





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