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2016年4月

2016年4月24日 (日)

「絵画のように」

すれ違う人に挨拶しなくてもよかったんだね梅田をあるく

居酒屋の数だけ夢を語る場所あって人類仲がよさそう

月光の届かぬ地下で一枚の絵画のようにあなたと出会う

ドアノブは光ることしかできなくて行く人帰る人選ばずに

恋人という名を借りてそばにいた春よさみしい扉の向こう

Img_20160423_0342321
photo by akio kanatani





* * *



いったいいつから
お酒がおいしいなんて
思うようになったんだろう。

都会の夜は、たのしいね。



* * *

2016年4月19日 (火)

「海の匂い」

おそろいのビーチサンダル買ったのは去年だったねまた忘れたね

二人しかいない砂浜歩くときどうして見つからない貝殻は

ファインダー越しにあなたが手をふってわたしは波に光を返す

春の凪 ここには魚がいないこと告げられてまだ帰りたくない

もう海の匂いがしてる冷んやりとわたしの頬に触れる手のひら

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* * *




海に行くつもりで買ったワンピースからもう波の音が聞こえる

(テーマ詠「旅じたく」 / KanKanPress『ほんのひとさじ』vol.1)



海に行くためのワンピースには、
ボタンも、ファスナーも、ついてないものを選ぶ。

今年は白いのを買いたい。




* * *

2016年4月13日 (水)

「花朧」

もう死んだ気がしたたましいだったのに会うと仄かに色づいたりする

広い背中で耳をすませば心音を飛ばし飛ばしで伝える人よ

花が散るところが見たい甘い言葉をうっかり生んでしまわぬように

なじること、なじられること、花朧 さようならって聞こえなかったよ

Img_20160410_060911
photo by sakurako






* * *




毎年、桜を見ることよりも、
花の匂いをたしかめるために並木を歩く。

春が終わると、すっかり忘れてしまう。
また来年、同じことをするんだろう。



* * *

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