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2016年10月

2016年10月20日 (木)

「守ってあげる」

名前のない生きものになり星空の中をあるいてお金を稼ぐ

大人しくわたしに抱かれている猫と明るい部屋のすみっこにいる

わたしよりあなたは少しあたたかい つめたい夜に腕を広げて

まぶたなら守ってあげるからいいよ あなたはいつも眠りすぎるね

Img_wt15od
photo by sakurako




* * *



眠っている人を見るのが好きだ。
と、書いてふと思ったけど、
人じゃなくてもよかった。

いろんな動物が眠っている写真集を友だちがくれて、
それがとても気に入っていて、枕元に置いてある。
写真集が出るくらいだから、
みんなも好きなんだろうな。

生き物が目を閉じる行為のそばにいるのは、
とてもしあわせだ。



* * *

2016年10月12日 (水)

「野菊」

日に焼けた少年たちを見送って見覚えのある顔を探した

無防備にさらしたつむじ いつか、ってもっと遠くにあるものだった

よく繁る野菊をくれた人なのに死んでしまった もうすぐ咲くよ

秋の野にこぎつねこんこんとんがった耳だけ見える また会いたいね

Img_20161012_063653
photo by sakurako




* * *



たった一度しか会わなかった人だけど、
亡くなったと聞いて
やっぱり悲しかった。

毎年、もらった野菊を見て、
思い出すんだろう。



* * *

2016年10月 5日 (水)

「たしかなもの」

わたしたち雨が好きだね同じ土で育った針葉樹林みたいに

仕方なく大人になって傘をさす濡れてもいいのは睫毛だけだよ

どんな時も言葉は心に敵わない 落ちるしかない花を見ていた

いつか滅ぶ星の話をして今夜たしかなものとして背をもらう

Img_20161004_223415
photo by sakurako





* * *


いつも、
この人はどうして覚えてないんだろう、
って思うんだけど、
行った場所や、食べたご飯のことを、
わたしがよく覚えているのは、
うれしくて、うれしくて、
何回も反芻したからだった。




* * *


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